ハムスターは疑似冬眠で硬直することも!死後硬直との見分け方

ペット用として販売されているハムスターは冬眠をすることがありませんが、疑似冬眠によって硬直することがあります。

死後硬直ととても似ているため、一見して疑似冬眠による硬直か、死後硬直によるものか見分けるのがとても難しいようです。

では、どういった条件で疑似冬眠をしてしまうのでしょうか。死後硬直との見分け方とは?

疑似冬眠をしたハムスターはとても弱っています。ケアをしてあげましょう。

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ハムスターは疑似冬眠で硬直することがある

野生のハムスターでは一部冬眠する種類がいるようですが、ペットとして飼われているハムスターが冬眠することはありません。
しかし、室温などの環境の変化によって「疑似冬眠」に入ってしまうことがあります。

疑似冬眠は冬眠とは全く異なる現象で、低体温になっているときに起こります。
冬に山で遭難した時に体温が下がると、エネルギーをセーブするために眠りに入ってしまうことが人間にもありますが、ハムスターも同様に、体温が下がると体が冷たく硬直して、触っても全く動かなくなってしまうのです。

ハムスターは急な温度変化や寒さに弱いため、室温が急に下がると疑似冬眠に入ることがあります。
また、日中もカーテンを閉め切った部屋や、日当たりが極端に悪い部屋で飼われていると、昼夜の区別がつかなくなり、ハムスターの健康状態に影響することや、栄養不足、ストレスなどが原因で、疑似冬眠に入ることも考えられます。

疑似冬眠とは冬眠とは異なり、弱っている状態なので、見つけた時には早急に対処しましょう。

ハムスターの硬直、擬似冬眠か死後硬直かの見分け方

疑似冬眠に入っているハムスターは、触っても持ち上げても起きませんし、体も冷たく硬直しているので、一見、死後硬直を起こしているのかと勘違いしてしまうこともあります。
まずは落ち着いて、ハムスターが疑似冬眠しているのか、死後硬直を起こしているのかをしっかり見極めましょう。

見極めるポイントは、体が硬直していないかどうかを触って確かめることです。
疑似冬眠に入っているハムスターは、死後硬直の様に体が硬くなることはなく、体に柔らかさが残っています。
手のひらにハムスターを乗せたら、手足を優しく触って動かせるかどうか、皮膚が柔らかいかどうかを確認してみてください。

呼吸の確認もすることができます。
ゆっくりですが、ハムスターのお腹の辺りが動いていたり、ひげがピクピク動く様子があれば、呼吸をしている証拠です。

これらの様子が見られたときには、ハムスターは無事です。
疑似冬眠から起こしてあげましょう。

疑似冬眠して硬直したハムスターを起こす手順

ハムスターを疑似冬眠から起こす手順を紹介します。

まず始めに、室温を上げましょう。
ハムスターが快適に過ごせる気温は20~26度です。室温を適温に保って、起こしたハムスターがその後順調に回復できるように準備しておきます。

次に、ハムスターを優しく手の平で包んで、暖めてあげましょう。
背中を優しくさすって、手のひらの熱がハムスターに伝わるようにゆっくり暖めます。30分~1時間を目安にして、次の手順に移りましょう。

手の中でハムスターが目を冷ますことも多いですが、次にカイロや湯たんぽ、ヒーターなどを使って、ハムスターを暖めます。
直接これらをハムスターに当ててしまうと高温になりすぎるので、ハムスターをタオルで包んでから、上に乗せて間接的に暖めるようにします。

手当を始めてから一時間ほど経つと、ハムスターが疑似冬眠から覚め、何かしらの反応があるはずなのですです。いつまで経っても起きてくれない時や、様子がおかしい時には、すぐに動物病院を受診しましょう。

ハムスターが擬似冬眠から目が覚めた時にしてあげること

目を覚ましてすぐのハムスターは足取りも悪く、ボーっとしていることが多いです。
疑似冬眠から起こすことができても、ハムスターは非常に弱った状態ですので、まだまだ安心はできません。

目を覚ましたハムスターには、35度くらいに温めたミルクを与えます。
お湯で溶いた砂糖で糖分を与えるのも良いでしょう。
ハムスターが自分で飲めない時には、スポイトなどで口元に運んであげるといいですよ。これによって体の中から温め、回復を手助けしてくれます。

ここまで手当てができれば、ハムスターは少しずつ元気な状態に戻っていくはずです。
歩けるようになったら暖かいケージに戻し、こまめに様子を確認しましょう。
回復までは安静に過ごさせるのが一番です。ストレスを与えないように、見守ってください。

ハムスターの様子が落ち着いたら、一度動物病院を受診してみることをおすすめします。自分の手当てが合っていたのか、ハムスターの体調が元に戻ったのか、不安な時にも獣医さんのお話を直接聞くことができると安心できますね。

ハムスターが擬似冬眠をしないためには

大切なハムスターが疑似冬眠しないように、ハムスターの暮らす環境をしっかりと整えてあげましょう。

最初に述べたように、疑似冬眠を引き起こさないためには室温の管理が最も大切です。
ハムスターが快適に生活できるのは20~26度。室温は常に適温に保ち、ケージを窓際や廊下などの寒い場所に置かないように注意しましょう。

保温グッズも上手に使いましょう。
ケージの半分くらいのスペースに専用のヒーターを敷いておけば、寒い時にはハムスターが自分で暖をとることができます。
ケージの周りを毛布で包んだり、保温効果が高まる衣装ケースや水槽などをケージに使うのも良いでしょう。
ティッシュやウッドチップなど、床材を多めに敷いて、ハムスターが暖かく過ごせるようにすることも大切です。

運動も大切です。
歩き回ったり、回し車で走ったりすることで、体力を維持できるようにしましょう。
しっかり運動できる環境にするためには、昼夜の区別がしっかりできるように、夜はできるだけハムスターが活動しやすい環境を整えてあげましょうね。