ラムネを飲んだ後、瓶のの中に入っているビー玉を取り出したいと思う人もいますよね。お子さんのおもちゃにしたり、好奇心から取り出してみたいと思う事もあるでしょう。
では、ラムネの瓶の蓋を開けるには一体どうすれば良いのでしょうか。上手な開け方を知って安全にビー玉を取り出しましょう。
そこで今回は、ラムネの中に入っているビー玉を取り出す方法と、ビー玉が入っている理由についてお伝えします。
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ラムネのビー玉を取り出す時の開け方・回すタイプ編
夏祭りなどで見かける夏の風物詩であるビンラムネですが、季節商品なこともあってかなかなか開け方が難しいですよね。
ラムネの瓶はメーカーごとにラムネの栓が違う
ご存知でしたか?
ネジ式のものとキャップ式のものがありそれぞれビー玉が出てこないようにと抑えてくれている部分です。
どちらも開封しプラスチックの玉押しパーツでビー玉を押し込むと飲むことはできるのですが、ビー玉を取り出すことはできませんよね。
ネジ式タイプの場合は、名前の通りくるくると反時計回りに回すことでビー玉を取り出すことができるようになります。
※取り出す際はビー玉誤飲の恐れがあるため、飲み終わってから取り出しましょう。
湿ったナプキンや炊事用のゴム手袋、軍手などをはめるとキャップを握りやすくなるため開けやすくなります!
ラムネのビー玉を取り出す時の開け方・キャップ式編
もし飲んでいたラムネ瓶がネジ式キャップではなく打ち込み栓と呼ばれる回せないキャップだった場合は次の方法でビー玉を取り出しましょう!
このタイプの栓だった場合は栓抜きを使って取り外す方法をおすすめします。
ラムネが打ち込み栓タイプに使える栓抜きの条件
- 栓抜きの口の広さが14mm以上あり上部分が下に弧をえがいているもの
- 栓抜きの口の広さが16mm以上あり上部分がまっすぐのもの
- 缶切りと一体になっているタイプのもの
打ち込み栓の場合は、商品の衛生状態を保つためという理由でキャップを強めにはめ込まれている場合がほとんどです。
外しにくくできていますので、外したいときは50℃前後のお湯につけて温めることで取り外しやすくなると思います。
やけどと怪我には十分注意して作業を行ってください。
ラムネの蓋の開け方はビー玉が落ちてもそのまま押さえること
ここまでラムネ瓶からビー玉を取り出す方法についてお話しましたが、開け方についてのコツもお話しします。
ラムネ瓶のキャップは二種類ありますが開け方はどちらもおなじです。
ラムネの開け方
- まずはラムネをよく冷やしておきましょう。そして決して振らないようにします。ラムネのキャップシールを剥がして、キャップを取り出しましょう。
※開栓前に開栓用キャップを捨てないようご注意ください。 - 開栓用キャップ(プラスチックのパーツ)を玉押しと呼ばれる横から見たらT字のパーツとリングに分けてください。
- 平らな場所にラムネ瓶を置き、滑らないようにラムネ瓶の下にタオルやナプキンを敷きます。
- ラムネの口に玉押しを当ててまっすぐ上から押し込みましょう。
- ビー玉が落ちるとシュワーッと液が上がってきますのでしばらく押したまま待ちます。
※栓を押して、ビー玉が落ちてもしばらくそのまま抑え続けるのがポイントです。 - 泡が引いたら静かに手を離します。
しっかりと栓が開きましたね!
ラムネを上手に飲む方法
ラムネを飲んでいるとビー玉が口を塞いでしまい上手に飲むことができない!なんて経験をなさった方も意外と多いのではないでしょうか?
ビー玉が口とぴったりのサイズなのでなかなか難しいと感じるかもしれませんが、それは瓶の形状で解消される場合がほとんどです。
ラムネの瓶の形の理由
ラムネ瓶をよく観察してみるとビー玉がとどまる中間の地点の少し上、若干膨らんでいるところにふたつくぼみがあるのがわかると思います。
そのくぼみを下にしてラムネを飲んでみてください。
するとコロコロとラムネ瓶の中を転がるビー玉がくぼみに止められて口のところまでやってきません。
ビー玉により口が塞がれないので飲みづらいと悩んでいた方は上手に飲めるようになったのではないでしょうか。
ラムネにビー玉が入っている理由
すこし飲むのを難しくしてまでラムネにビー玉を入れている理由ってなんなのでしょうか?
今では栓にまでなっているこのビー玉、昔のラムネ瓶には入っていませんでした。
現在ラムネといえばビー玉で栓をした炭酸飲料をラムネと呼びますが、昔ラムネが生まれたばかりの頃はコルクで栓がされていました。
ラムネの始まり
由来とされるレモネード(レモン風味のソーダ水)がイギリスで発祥したことがきっかけです。
それが次第に「コルクでは炭酸が抜けてただの甘い水になってしまう」という失敗を機に、ビー玉で栓をする方法が開発され実際に今まで続いてきました。
ビー玉で栓をする理由
王冠で栓をするサイダーよりも炭酸が強いまま保持できるためです。
仕組みとしては、まずシロップを瓶に注入します。
そして瓶の中の空気が外に逃げる道を作った状態で炭酸水を一気に吹き込みます。逃げ道から瓶の中の空気が抜けていきます。
そのとき炭酸水で瓶がちょうどいっぱいになった瞬間、瓶を逆さにします。
すると瓶の中にあったビー玉が瓶の口まで移動して中の炭酸ガスの圧力でビー玉が口のところに押し付けられます。
結果、ビー玉で栓ができるのです。
炭酸水には圧力がかかっているので一気に便に吹き込むことにより内部の圧力が強くなるのですね。
こうした理由でラムネにはビー玉が入っています。
ですがここ数年でラムネは衰退の一途をたどっているようです。
夏の風物詩で人気な飲み物のままではありますが、容器代が高く生産性もある程度の水準を保っているといった様子のため、今後のラムネは日本人の夏の思い出としてスローフードの一つであるスロードリンクとして生き残っていくのではないでしょうか。
また来年の夏もラムネをおいしく飲めますように。