神と妖怪の違いは一体何なのかご存知ですか?どちらも人間の目で見ることができない存在であり、存在していることがはっきりとわからないものです。
神と妖怪を比べてみた時、両者にはどのような違いがあるのでしょうか。定義についてチェックしてみましょう。
そこで今回は、神と妖怪の違いについてお伝えします。幽霊と妖怪の違いについても併せてお伝えします。
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神と妖怪の違い・神について
日本に住んでいると神様とか妖怪とオカルトなものが、身近にある環境で育っている方がほとんどだと思います。
アニメや映画でもそういった題材のものに触れる機会も多いのではないでしょうか。
そこで浮かぶ疑問が神様と妖怪の境界線とはどこなのか、という疑問。
どこなのか明確な境界線が引かれていることは少なく成り立ちを調べてみると、もともとは神様だったものが妖怪になっていたり、地域によって違ったり、境界線はすごく曖昧です。
耳にしたことがある方が多いであろう河童でさえ妖怪として扱われているのがほぼではあると思いますが、神様として扱われていた時代や地域があるほどです。
ジブリ映画で登場する神様のひとつにタタリ神と呼ばれる神様もいますが、これは人間に幸せを運んでくる神様ではありません。
そうなると人間に仇なす者=妖怪となりそうなものですが、物語の中でタタリ神は一貫して神様の名前のまま扱われています。
そうした曖昧な境界線のなかで神様と妖怪の区分はどう分けられているのでしょうか。その違いを次の記事でご紹介します。
神と妖怪の違い・妖怪とは
神様と妖怪を分けるとき、何を指針にするのが一番しっくり来るのでしょうか。
日本には八百万の神という言葉があり、それは『自然のものすべてには神が宿っている』という意味を持っています。
山にも海にも田んぼにも、トイレや米粒にさえ神は宿るというその言葉は日本人に強く浸透しており、私達は物心付く前から神様にいただきますをしてごちそうさまをしています。
こうなると神様と妖怪を区分するならばどうするかという疑問がややこしくなってくる感じがしますが、立ち返ってみると『信仰されているものが神様、そうでないものが妖怪』いえなくもないかもしれません。
神と妖怪の違いと妖怪から神様になった妖怪
神様は信仰される存在として仮定すると、なぜ河童は時代や地域により神様と崇められたのでしょうか?
河童は水辺に生息する妖怪とされていますが、場所が変われば水の恵みを与えてくれる水神として崇められたりします。
なにか経緯があれば、妖怪は時として神様に姿を変えるのでしょうか?
妖怪が神様になるという例の一番わかり易いものが座敷童子に当たるのではないかなと思います。
座敷童子は古い家に住み着く子供の妖怪として有名です。
怖がる方もいらっしゃるでしょうし、夏のホラー特番なんかでは座敷童子のいる宿に泊まりに行きおもちゃのお供えをしては不思議な現象をカメラに収めるといった番組内容のものが放送されます。
ここでわかるのは奇妙な出来事を怖いと認識し畏怖を抱く人もいれば、その反面、おもちゃのお供えをしたり名刺を宿において行くなどして信仰することにより加護を得ようとする人物の影もその宿にはあるということです。
妖怪でも自分の好きなものやいいことを言われてしまうとちょっと人生に手を貸してくれたりして、本当は可愛らしい存在なのかもしれません。
妖怪は空想上の存在だった
妖怪はもともと人間の恐怖心、畏怖の心が生み出した怪物でした。
暗闇や獣、命にかかわる災害や人災を妖怪に例えて、妖怪を怖がるうちにそれは人間の手を離れて姿は見えずとも具現化してしまったのかもしれません。
ですがそうしてしまわなければいけないほどに、不思議な事象が世の中にあふれていることも事実ではないかと思います。
人間の人知を超えた事象はすべて河童や天狗、一つ目小僧など妖怪のせいにしてしまえば人間はそれで納得することができます。
妖怪のせいだと確かめずに人間が言うことを彼らがよしとするとは思えません。
勝手に人のせいにしても怒らない人が少ないように、妖怪たちもそれだったらと人間が怖がるのを面白がったり、それ相応の仕返しをするようになったりと姿を変えてきたのかもしれません。
幽霊と妖怪の違いについて
更に日本には神様や妖怪とは他に幽霊という区分がありますね。
幽霊というと死んでしまった人が心残りのある現実の世界に現れるというようなイメージを持つかと思います。
ですが、実際に幽霊を見たという人はなかなか少ないですし見たとしてもそれを共有することは難しい。
そうなると幽霊は何者なのだということになりますが、妖怪もそれは同じことが言えますね。
では妖怪と幽霊の違いとは何なのでしょうか?
その問いに答えられる一説としては
妖怪は、
- 出現するとされる場所が一定である
- 妖怪は相手を無差別的に攻撃している
- 出現するとされる時間帯は決まって逢魔が時と呼ばれる夕刻の時間帯
である存在で
幽霊は
- どこにでも出現する
- 出現する場所には特定のターゲットが居る
- 出現する時間帯は概ね丑三つ刻と呼ばれる夜中の時間帯
であるということで区分できないこともないかもしれません。