記憶を消したい。
過去の記憶。
苦しい思い出。
思い出したくない場面。
心が重くなるような出来事を忘れたい。
そう願っても記憶を消す方法って、ないんですよ。
嫌だと思っている出来事も、見方を変えればそんなに悪い出来事ではなかったのかも?
記憶を消すことはできないけれど、イヤな出来事を違う局面から見ることはできるはず。
イヤな思い出も、結果的には良かった出来事だと感じることができれば良いのでは?
最後に、記憶を消してしまう弊害についても記述しましたので、合わせてご覧ください。
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記憶を消したい。記憶を消す方法ってあるの?記憶は消さずに書き換えて
人間の記憶というのは不思議なもので、楽しい記憶よりも、心に受けた衝撃が強い記憶の方がいつまでも忘れられず、ずっと頭から離れないということがあります。
もう忘れたと思い込んでも、ふとした瞬間に辛い記憶が蘇り、胸が苦しくなる経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。
この嫌な記憶を忘れる方法はあるのでしょうか。
実は、自分でいくら「もう忘れよう!」と思っていても、そう思うことによって問題である記憶に対して「執着」しているということになるため、忘れようと思えば思うほどに記憶が脳内で何度もリピートされ、ますます忘れることができなくなってしまうのです。
脳は、臨場感を感じるほど、それを事実として間違って捉えてしまいます。
脳の中で何度も繰り返し流れる情報=重要事項であると勘違いしてしまうのです。
嫌な記憶には、当然怒りや悲しみといった感情が一緒に保存されているため、忘れようとも忘れづらいものです。
そこで、有効な方法は「記憶を消す」のではなく、「記憶を加工」するという方法です。
無理やりにでも、ネガティブな思考からポジティブに思考を変え、「思い出さない」と口に出すという方法も効果的です。
思い出しそうになったら、好きな歌を口ずさむなどして、嫌な記憶に頭を支配されないように明るく過ごしていれば、きっと思い出すこともないどうでも良い記憶にすり替わるでしょう。
記憶を消したい。でも記憶を消すことはできない。記憶を消す方法はない?
あなたが、3日前に食べた晩ごはんは何でしたか?
この質問にすぐ答えられる人はどのくらいいるでしょうか。
記憶が出来るメカニズムとして、「エピソード記憶」というものがあります。
例えば自分が職場で失敗をしてしまった時の一連の流れをエピソードごと記憶として残します。
失敗前から失敗後の経緯、そしてその時に自分が恥ずかしかった気持ち、上司に叱られて悔しい気持ちなど、記憶とともに感情も一緒になって保存されます。
こうした悲しみや怒り、恐怖といった臨場感(リアリティ)を感じた出来事というのは、記憶に深く残り、思い出す時も、その時の感情も含めるためより鮮明に思い出してしまうのです。
最初にした質問で、すぐに答えられない人が多いということには、このような感情が伴わない記憶であるということが言えます。
人間の脳というのは、案外忘れっぽいもの。
必要がなければ、記憶の引き出しから捨てていき、新しい記憶の引き出しを作るのです。
思い出したくない嫌な記憶を消す方法はありませんが、繰り返し思い出さなければ、脳も必要ない記憶と判断し、いつのまにか忘れてしまうでしょう。
記憶を消したいと思えば思うほど消えない。消すのではなく感じなくする方法とは
前述のとおり、記憶を消し去るという方法は残念ながらありません。
人間の脳は、覚えたいことは記憶されず、逆に忘れたい記憶はいつまでも残ってしまうことも多いです。
テスト勉強でもそうですよね。
焦れば焦るほど、一夜漬けでテスト範囲を覚えようとしても集中できずに覚えることができないということもあります。
これは、私達人間の体が変化に弱い恒温動物であることが影響しているという説もあります。
変化に弱い人間の体は、色々な変化に体が敏感に反応します。
そのため、衝撃を受けた度合いが大きければ大きいほど記憶は残り、衝撃を感じないことは忘れてしまうのです。
年をとっても、若かりし頃の忘れたい思い出が鮮明に浮かぶということはこのことが関係しているからと言えます。
よく、初恋の人と年をとってから再会したら、記憶とは違ってがっかりするという話も聞きますが、これは、何度も繰り返し良い思い出を脳で再生させることにより、その時の感情とともに美化して記憶を保存しているからです。
消し去りたい記憶がいつまでも頭から離れないのは、「忘れてはいけない」もしくは「忘れたくない」という感情が根底にあるからなので、何も思わないようにすることで、自然と記憶は忘れていくものです。
記憶を消したいと願っても消えません。消すのではなく見方を変える方法とは
人生には、人それぞれ色々な出来事があります。
その中には、嬉しいことや楽しいこともあれば、失恋や離婚、職場での失敗など思い出したくもない出来事もあるでしょう。
ツライ記憶だけを抜き取って、楽しい記憶だけで頭をいっぱいにしたいと考えることもありますよね。
特定の記憶を消す方法はありませんが、その記憶の意味合いを変えることは可能です。
思い出したくない嫌な記憶には、何度も繰り返し脳の中で再生するうちに「あの時~だったから~になったんだ。」とネガティブな思考と共に、忘れてしまいたい最低の思い出として残ってしまいます。
過去の出来事は事実なので、変えることは無理ですが、その記憶を思い出すということは記憶に対して意識が向いているということです。
「意識を向けないように」意識することで、記憶が薄くなることは可能です。
イヤな記憶を消すことはよいこととは限らない。記憶を消すのではなく乗り越えること
過去の嫌な出来事は、できれば頭の中から消し去りたいということは誰しもが思うことです。
しかし、本当にその記憶を消し去ることが、その人にとって最善の方法なのかという点においては少し疑問が残ります。
嫌な記憶というものは、思い出すたびに胸の奥が苦しくなったり、叫んでしまいたくなるほどトラウマになっている出来事もあります。
でも、人間には優れた「学習能力」があります。
過去の失敗をした経験から、次に同じことをする時には同じ失敗を繰り返さないように方法を考える能力です。
ですから、過去の嫌な出来事の記憶を消すのではなく、その経験を活かしながら乗り越えていくことも、新しい自分に出会う機会になるのではないでしょうか。