ピンク色をしている岩塩を見たことがある人もいるでしょう。普通の塩は白い色なのに、なぜ岩塩がピンク色をしているのか不思議に思う事かもしれません。
なぜ白い色ではなくピンク色をしているのでしょうか。どんな利用方法があるのでしょう。
そこで今回は、ピンク色をしている岩塩の色の理由と味の関係、おすすめの利用方法についてお伝えします。
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岩塩はどんな塩?なぜピンク色をしているの?
地上の表面は様々な自然の影響で変形します。
その変形を地殻変動といい地殻変動は何千年と前から続いているものであり、昔は海であった湖であった場所が地殻変動によりその上に土砂が積もり押しつぶされ水分が蒸発することで塩の結晶として残り岩塩が出来上がるのです。
この層は岩塩層と呼ばれ、この岩塩を魅力に感じた人々はやがて地面を掘り起こしその岩塩を採取することになったのです。
それでは、よく見る岩塩はピンク色をしているのはなぜでしょうか。
ピンクソルト、ホワイトソルトとありますがピンク色しているのは、よりキレイに魅力あるように見せるために人の手によって加工されていると思っている人もいるでしょう。
そうではなく、それは岩塩に含まれる銅と鉄の量に関係していると考えられます。
自然に出来ている色ですので、岩塩の取れる場所や色の濃さなども様々なのです。
なぜピンク色?代表的な岩塩はヒマラヤ岩塩
ピンクソルトで代表的なのはヒマラヤ岩塩です。
ヒマラヤ岩塩のピンク色が鮮やかでその見た目だけでも特に人気の岩塩になります。
このピンク色は赤鉄鋼であるミネラル成分の鉄分がとても豊富に含まれている証拠であり、いかに自然に作られた岩塩であることがわかります。
しかし鉄鋼は体内に吸収することがありません。
体内に入っても自然に外に排出されるため、ピンクの岩塩を食べたからといってミネラルが体に吸収されるというわけではないのです。
また岩塩で食用に使われるのは、最も濃度が高いナトリウム、カリウム、マグネシウムなどのミネラル成分が薄い部分ですので、「岩塩はミネラル豊富」という謳い文句がありますが、実際ににはそうではないのです。
ミネラル補給のために岩塩を選んでいる方がいましたら、その効果は少ないと言えるでしょう。
ピンクの岩塩が甘く感じるのはなぜ?
ピンクの岩塩の味はどうなんでしょう。
ピンク岩塩はホワイト岩塩と比べ「甘い」や「旨味」を感じる人が多いですが、それはミネラル成分の含まれる量に関係しています。
前述で、食用のピンク岩塩にはそこまでミネラル成分が含まれていないことを述べましたが、そのミネラルの量で味が変わってきます。
ナトリウムの量が少ないことで塩本来のしょっぱさが減り、甘く感じているのです。
それも人々が甘みや旨味を感じるピンク岩塩の1つの魅力でもありますが、正確には「甘い」ではなく「しょっぱさが軽減される」という表現が適切でしょう。
そのため、ステーキなど食材に直接つけて食べる調味料として岩塩は人気ですよね。
ピンクの濃さは様々ですが、程よいピンクさほどこのような味にも魅力を感じる岩塩でありますが、ピンク色が濃くなればなるほど他の成分が混ざり塩気が減少し「雑味」を感じてきますので、食用に選ぶのであれば、程よいピンク色を選んでくださいね。
クレオパトラにも愛されたピンクの岩塩
ヒマラヤのピンクの岩塩はミネラル成分が豊富ですが、食用のピンク岩塩はミネラル成分が少ない岩塩の中心部を採取したものですし、鉄鋼も体内には吸収されないことから、人体にあまり効果がないことがわかりました。
しかし、そのピンク岩塩には発汗作用がありバスソルトとしても多く使用されています。ダイエットや美容に多く用いられ、汗を流すことで体内の老廃物を流し体をリラックスさせてくれる効果があるのです。
新陳代謝が悪くなり、運動も苦手という方はお風呂に岩塩を入れて汗を流してみましょう。
美容コーナーに行くと岩塩の種類が豊富に並べられていますよ。
このような効果からヒマラヤのピンクの岩塩は大昔にクレオパトラにも愛されたそうですよ。
大昔の歴史人物が愛用されていたと聞くとピンク岩塩の信頼性がより生まれますね。
ヒマラヤ岩塩を使う時の注意点
上記の記載でヒマラヤのピンク岩塩がより自然な物で人の手がいっさい加えてられない安心できるものであることがわかりましたが、だからこその注意点があります。
自然なものだからこそ不純物が混ざっている可能性があります。
食用として出回っているピンクのソルトは岩塩の中も最も中心部ですので、そのような不純物が混ざっていることは極めて少ないです。
しかし「不純物=ミネラル成分が乏しい」というように解釈するとわかりやすいでしょう。
そのため食用としてミネラルが多い部分を選びたいという時には不純物が混ざっている可能性があるということですね。
そして、美容や健康などのために岩塩を使用する際、バスソルトとしての場合はバスタブや配管を傷つけてしまったり、肌が弱い人や荒れている人は体に塩分濃度が強すぎて逆効果になってしまうことがありますので、肌に異常がある時には使用を避け、できるだけ早くバスタブの栓を抜きお風呂や体をキレイに洗い流しましょう。