宝石を研磨する方法について。宝石の硬度と磨き方について

宝石を研磨する方法について興味があります!

もちろん、ダイヤモンドを紙やすりで磨こうとはしませんが、ローズクオーツや水晶系の鉱物にある小さな傷や触って違和感のあるデコボコをヤスリでなめらかにすることはできないのかな?と疑問に思いました。

プロなら宝石用の研磨機を使うのでしょうが、自分の手でコツコツと磨くことって不可能なのかな?って思いちょっと調べてみました!

私のように、考えている人結構いると思います!少しでも参考になれば嬉しいです!

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宝石を研磨する方法について

プロが研磨した宝石の美しさは「熟練の職人の経験と技術によるもの」と思いますよね。
もちろんそれは正しいのですが、その大前提となるのは研磨するための機械ととにかく時間を惜しまず丁寧な仕事をすることです。

慣れていても時間をかけずに手を抜いた研磨では美しい宝石にはなりませんし、たとえ経験は浅くとも根気よく丁寧に磨かれた宝石は美しい輝きを与えられます。

より複雑で精度の高いカットをするためには極限まで歪みのない機械が必要になります。精度の高い機械で研磨された宝石は、非常にシャープに仕上がります。

欧米には研磨協会がありコンペティションによって技術の交流が進んでおり、その技術はどんどん向上しているのです。

日本では専門的に宝石の研磨を学ぶ学校がなく、海外製の研磨機を購入して経験を積むことが多いようです。機械自体の操作は簡単ですが研磨の技術はとにかく数を経験するしかありません。

宝石を研磨するにはドップ棒を使う方法も

石を研磨する際、高速で回転するグラインダー(研磨盤)に石を当てて削っていきます。小さい宝石等の場合、手でつまんで作業をすると爪の先を痛めてしまったり、石が飛ばされてしまう危険性があります。

そのためドップ棒(ドップスティック)という棒の先にドップワックスをつかって石を固定し研磨する作業をしていきます。

ドップワックスは熱で柔らかくなり形を変えることができます。ワックスを温めるにはアルコールランプであぶるといいでしょう。ろうそくやライターは煤が出るため使えず、バーナーなどでは火力が強すぎます。

またドップワックスは樹脂のため可燃性なので注意が必要です。溶けたワックスによる火傷にも気をつけましょう。

便利に思えるドップワックスですが、炙って柔らかくなると高温になっているため石に付けたとたん温度差で石が割れるリスクもあります。

ドップワックスを上手に使ってドップ棒に付けられるようになるにも一苦労するかもしれません。

簡単にドップ棒を付けたいという場合には瞬間接着剤で代用するという方法もあります。

宝石の研磨について。宝石の硬さによって道具や方法が違う

宝石と一概に言っても様々な種類や色があります。実は石によって硬さにも大きく違いがあり、硬度が低いものは機械を使わずに手で磨いて表面の傷をある程度なくすことも可能です。

その場合、透明度の高い石は傷が目立ちやすいので難しく、メノウのような不透明な石は傷が目立ちにくく磨きやすいといえます。

ホームセンターでも入手できる金属用のサンドペーパー#400番~#800番、#1200番、#2000番くらいを用意しましょう。削った粉が飛び散らないよう耐水ペーパーを使うのがお勧めです。

荒い(番号の数字が小さい)ペーパーからかけ始めます。段ボールなどクッション性のあるものを敷いた上にサンドペーパーを置いて片手で抑えながら、もう片方の手で石を持って前後に擦り付けて行きます。

#400番で大まかな形を取り、#800番で目立った傷を無くします。スタンドを使って強い光を当て、その反射光で目立つ傷がないか確認します。

徐々に数字の大きいサンドペーパーに変えて行き、最後は#2000番で磨いていきます。もし#1200番で磨いているときにキズを発見したら#800番くらいから磨き直します。

#2000番で磨く時には、番号は同じでも使った部分と未使用の部分で粗さが変わるので、その使い分けをすることがコツです。

宝石を研磨したい!研磨の方法を知るには宝石の硬さの確認を

  • 硬度(こうど)
    宝石は多少硬度が低いものでも研磨して使うことができます。ただ、硬度が低いものはキズができやすいため研磨したあとでも、石同士が擦れるなどしてキズがついてしまうことがあります。
  • 靭性(じんせい)
    宝石の硬さはキズの付きやすさを表す硬度の他に、割れやすさを示す靭性もあります。
    たとえばエメラルドは硬度は8でキズに強いのですが、靭性が低いため衝撃によって欠けたり割れたりしやすいという特徴があり、研磨するためには高い技術が必要になります。
  • 劈開(へきかい)
    一見硬い宝石でも、ある方向に力が加わると刃物で切ったようにスッパリと割れてしまうことがあります。これを劈開といいます。

このように研磨する宝石の性質をきちんと理解していなければ、高価な宝石を傷つけたり壊したりして台無しにしてしまう可能性があるのです。

宝石の特性を正確に知った上で正しい方法で研磨することがとても重要なことがおわかりいただけると思います。

宝石を磨きたいならルースと原石の違いを知って

ここで宝石の「ルース」と「原石」の違いをきちんと理解しておきましょう。

ルースとは、人の手によって美しく磨かれた状態の宝石で、指輪やイヤリングなどの金属の台座などにセットされていない状態の物をいいます。

日本語では「裸石」と訳されることもあります。

台座にセットされていないものが「ルース」であるとするなら、原石もルースと言えなくはない気がしますが、実際には原石をルースと呼ぶことはありません。

ルースとは研磨され、その宝石が最も美しく輝く状態に仕上げられた宝石そのものであり「ルースケース」というコットンなどを敷いた専用のケースで管理されることになります。

一つのルースケースには一つの宝石を入れることが原則になっています。これは、管理のためと同時にルース同士がぶつかってキズがつかないようにするためです。

価格が安いルースの場合は、複数のルースが小袋にまとめて入れられていることもありますが、購入したあとはきちんと個々にルースケースで保管しましょう。

ルースケースから取り出して宝石に触れた場合は、再び仕舞う前に乾いた布やセーム革で表面を拭いてからしまうようにしてください。

宝石の研磨は正確な知識を持って挑戦すべし

多くの場合、宝石を手にするときは、すでにプロの手によって最高の状態に磨かれた状態で完成したものでしょう。

でも手持ちの宝石についた小さなキズが気になる場合や、自分で加工することに興味を持った場合にできる研磨の方法についてご紹介してきました。

宝石というと「とても硬くて丈夫なもの」というイメージがありますが、実はとても傷つきやすいものや、割れてしまうものがあるということに驚きを感じるかもしれません。

お気に入りの宝石に傷がついた場合、ちょっとしたものなら自分でも修復できることがあることはおわかりいただけたと思います。

ただし、高価なものや透明度が高く研磨に技術が必要なものについては、やはりプロの手で研磨してもらったほうが良さそうですね。

アクセサリーをクラフトとして楽しむ場合は、石の特性と正しく理解して適切な研磨方法で行うようにしてください。