カレーの横に添えられている赤いもの、そう誰もが知っている「福神漬け」ですよね。
福神漬けとカレーは必ずセットになっているものですが、そもそもどうしてカレーに福神漬けが添えられているのか、その理由について知らない方も多いのではないでしょうか。
福神漬けが添えられる理由については諸説ありますが、一般的に2つ理由があることがわかりました。
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福神漬けがカレーに添えられる理由とは?
福神漬けがカレーに添えられている理由はいくつかあるといわれています。
一つ目は、大正時代、帝国ホテルが列車の社内食堂で、カレーを食べたときに、口の中をさっぱりさせる為に、サービスで福神漬けを出したのが始まりという説です。
二つ目は、同じく大正時代に欧州を船で航海していた際、日本船の料理人は、カレーにインドの調味料チャツネを添えて客室に出していました。しかし、チャツネを切らしてしまったため、チャツネ似ている福神漬けを出したところ、評判になり定番化したという説です。当時福神付けは、非常に高級品だったようで、カレーと福神漬けを一緒に食べた日本人は、一部のお金持ちだったのかもしれません。
どちらの説が、本当の説なのかは分かりませんが、漬物という扱いだった福神漬けが、いまや漬物という立場ではなく、カレーの添え物という目的に変わってきているようにおもいます。いずれにせよ、そのおかげで、カレーに福神漬けは最高の組み合わせになったといっても過言ではありません。
カレーに欠かせない福神漬け、その名前になった理由とは?
カレーに欠かせない福神漬けですが、その名前になった理由とは何なのでしょうか。
七福神の福神と福神漬けの福神とは関係があるのでしょうか。
実は、とても関係があります。
福神漬けは、大根、ナス、ナタ豆、レンコン、キュウリ、シソの実、カブなどの7種の下漬けした野菜類を塩抜きして細かく刻み、醤油と砂糖やみりんで作ったたれで漬けたものです。この味を完成させるために、10年もの歳月を費やしたということです。
当時は、漬物といえば、ぬか漬けや塩漬けが主流でした。福神漬けの味は、画期的でこれが評判を呼び、全国に広がったというわけです。この福神漬けという名前は、7種類の野菜をつけていることと、酒悦の店が上野にあり、不忍池の近くにある七福神の弁天様にちなんで、当時の作家、梅亭金鵞によって命名されたと言われています。
そのほかにも、この福神漬けのあまりにも美味しさに、おかずいらずで、そのおかげでお金が貯まるかも知れないという縁起の良さをうたって、福の神も一緒に漬け込んだような漬け物だということから、福神漬けと呼ばれるようになったという話もあります。
どちらが本当なのかは、分かりませんが、それだけ美味しくて斬新な味の漬け物だったということが分かります。
福神漬けと並ぶらっきょう!カレーとらっきょうを一緒に食べる理由は?
カレーには、福神漬けではなくて、らっきょう派だと言う人もいるかも知れません。ではらっきょうをカレーと一緒に食べることになった理由とは何でしょう。
カレーにらっきょうが添えられるようになったのには諸説あります。
戦前、日本の有名ホテルが列車食道で出していたカレーライスにらっきょうを添えていたというのが始まりという説があります。また海外では、ピクルスを添えていたものの、日本では当時ピクルスは浸透していなかったので、らっきょうにしたという説もあります。
どちらにしろ、箸休め的な存在のらっきょうですが、栄養面での効果は理にかなっているようです。
らっきょうの独特に感じる辛味成分である硫化アリルは、腸内環境を整え、消化液の分泌を助ける働きがあるといわれています。脂っぽい料理であるカレーの消化を助け、胃腸の負担を軽減してくれます。またビタミンB1の吸収を助ける効果もあり、らっきょうとカレーの組み合わせは相性抜群といえるでしょう。
ビタミンB1は、疲労回復のビタミンともよばれ、体内に溜まった疲労を分解してくれる効果があります。夏バテにぴったりな栄養素なのです。カレーの中によく入っている具材の一つである豚肉にはビタミンB1が含まれています。そのビタミンを効率よく吸収させる為に、らっきょうと一緒にとることがお勧めなのです。
あなたはどっち?カレーに合うのは福神漬け?それともらっきょう?
カレーといえば、あなたはらっきょう派ですか。それとも福神漬け派ですか。その理由はなんでしょうか。
カレーにらっきょうという人は、カレーの脂っぽさとは対照的な、らっきょうの甘酸っぱさを好む人が多いように思います。らっきょうをカレーの後のデザートと捉えているのかも知れません。
らっきょうの効能を知ると、余計にはカレーにはらっきょうと思う傾向にあるのかも知れません。らっきょうは胃腸の調子を整え、肝臓や血液にも良いそうです。脂っぽくスパイスの効いたカレーは、コレステロールやカロリーも高いため、カレーと一緒にらっきょうを食べるのを好む人が多いのも頷けます。
カレーには福神漬けという人は、カレーにあの甘酸っぱいらっきょうが合わないと考えているようです。福神漬けのシャキシャキした食感と味は、カレーのとろみと美味しさを、さらに引き立ててくれます。色の面でも、カレーとのコントラストは抜群といえます。
カレー屋さんで調査!福神漬けVSらっきょう、減りが早いのはどっち?
カレーを提供しているカレー屋さんには、福神漬けとらっきょうの両方を置いているところがあります。実際どちらのほうが早く減るのでしょうか。
カレー屋にもよりますが、福神漬けのほうが減りが早いところが多いように思います。
お店によっては、福神漬けしか置いていないところもあります。カレーには福神漬けの方が、いまや一般的に受け入れられているのかも知れません。
カレーの添え物として定番の福神漬けですが、ぜひ、食べたことのない人はらっきょうも試してみてほしいところです。もしかしたら、あなたはらっきょうの方が好きかも知れません。いや、福神漬けがやっぱり好きだと再発見するかもしれませんよ。