個人事業主であるプロ野球選手。シーズンが終了すると年棒の金額が発表になったり、FAするというニュースも流れますよね。
ではプロ野球の契約更改や契約金、FAはどんな仕組みになっているのでしょうか?年棒の決め方は?なぜいつも推定年棒となっているの?
プロ野球のことを詳しく知らない人のために一般サラリーマンとは違う契約更改や年棒の仕組みについて詳しく説明します。
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プロ野球の契約更改の仕組みとは?なぜ推定となっているのか?
プロ野球の契約更改の時期になると、テレビでもその金額が大きく報道されるようになります。しかし必ず推定となっていますよね。
なぜ推定となっているのか?気になる方も多いのではないでしょうか。実は、契約更改した年俸は選手本人も、球団側も他の人に知らせる必要性はないため、あくまでも文字通りの推定として発表されるのです。
選手によっては、推定されるよりもはっきりと自分の口で話しても問題はないという方もいらっしゃいます。
しかし多くの選手は、明らかに金額を言うことを避けますので、芸能記者の方が球団や選手などから探りを入れて推定年俸を算出していくわけです。
そのため大きく、その年俸の推定金額が実際の年俸金額とは狂ってしまうことも多々あると、選手の皆さんも引退後に暴露していますよね。
プロ野球の契約「FA」の仕組みとは?
プロ野球の契約更改の時期になると、FAを行使するかどうかという話をよく耳にするようになってきます。
FAはフリーエージェントの略ですが、その中身については詳しく知らないという方も少なくはないですよね。FAはその名の通り、今までの球団ではなく自由に他の球団と契約が出来るという意味があります。
しかし、このFAの権利が使用できるようになるには、条件を満たさなければいけません。その条件には1軍登録日が大きく関係していて、ドラフトで入団した高校生選手がFAの権利を取得するには1軍登録日が累計で8年を経過していること、大学生のドラフト入団なら1軍登録日が累計7年経過していることが条件となります。
また海外FAの権利を得るには、条件が違ってきて1軍登録日が9年経過することが条件となり、これは入団した全選手に当てはまる条件となります。
プロ野球のインセンティブ契約の仕組みとは?
プロ野球ではインセンティブ契約という言葉も聞かれますよね。英語のincentiveを直訳すると刺激や動機となり、そこからインセンティブ契約は目標を達成するための刺激、成績が良ければプラスされる会社員で言えば、ボーナスと言った意味合いと考えられます。
年俸の他にも、このインセンティブ契約が含まれていると、シーズンで目標の成績を超えるにしたがって金額がプラスされて球団から支払いがされます。
最近ではインセンティブと横文字を使われるようになりましたが、少し前だと出来高と言われていたので、こちらのほうがわかりやすいという方もいらっしゃるでしょう。
このインセンティブ契約は選手にとってメリットと感じられますが、逆に目標を達成できなかった場合には、ペナルティが課せられる場合もあり逆インセンティブとも呼ばれます。
プロ野球の契約金や年俸を聞くと羨ましい限りですが、結果を残さないと生き残れない厳しい世界だということが、このような契約からも改めて知ることが出来ますね。
プロ野球選手の年棒はどうやって決められる?
では、プロ野球選手の年俸は球団側でどのようにして決めているかについても、お話していきましょう。
まずは球団側も、一般の会社と同じようにその年の予算を予めたてておきます。
もちろん、その中には選手の契約金額も含まれていて、その予算の中でどの選手にどのくらいの金額を支払うか年俸を決めていくのです。
活躍した選手がたくさんいても、その選手の希望通り高額な年俸を決定すると、球団側の予算を超えてしまい、経営を圧迫してしまう事が考えられますよね。
球団側としては選手と折り合いがつく金額を探りながら契約更改を行い、予算内でやりくりをしなければいけないため、活躍した選手の年俸が高くなる一方で、活躍しなかった選手の年俸は必然的に削られることになります。
もちろん、予算ですから絶対にその金額に収めなければいけないということはなく、予算をオーバーしても良いように、球団側も多少のズレを予想して予備の予算を組んでいる事が予想できます。
プロ野球の契約金と年棒の違いとは?
プロ野球選手の年俸や契約について、いろいろとご紹介してきましたが、プロ野球選手が一番始めに手にする契約金もお金の話としては、忘れてはいけません。
この契約金、とっても高額な金額が球団側から提示される場合がありますよね。
しかしプロ野球に入ったばかりの選手の年俸は、それとは違い低いと感じませんか?どうして契約金と年俸にこのような差があるかを考えてみましょう。
プロ野球に入る選手の多くは、小さな頃からその夢に向かって日々想像も出来ないような努力を積み重ねています。
そして努力が報われ、プロの世界に足を踏み入れるのですが、プロの世界で成功するとは限りません。またどんな素晴らしい選手でも引退はやってきます。普通のサラリーマンなら60を過ぎてもバリバリ仕事をしている方はたくさんいらっしゃいますが、プロ野球の世界で選手でいられる時期は、サラリーマンと比べるととても短いものです。
しかも選手を引退した後監督やコーチになれる方は一握りで、他の全く野球に関係ない職につく方もたくさんいらっしゃいます。
このように、憧れのプロ野球選手になったとしても、その先には怪我がまっているかもしれませんし、プロの世界では実力が認められない場合もあります。
そんなリスクを考えても、選手サイドとしては契約金はできるだけ多くもらいたい、そう思うのは必然的です。また球団側もこのような事を十分に考慮しての、高額な契約金の提示なのではないでしょうか。