1歳半くらいの頃から絵本が好きで、読んで欲しい絵本を持ってきたりします。我が家の娘も毎日の習慣で寝る前に絵本を選ぶのですが、ほぼ毎日同じ絵本を選びます。よほど気に入っているのでしょう。
親の私は少し飽きてしまうところですが、娘は何度読んでも嬉しそうで、セリフを暗記しています。きっとこの読み聞かせが、娘の心の成長の栄養となる、そう信じて今も続けています。
子供はなぜ同じ絵本を読みたがるのでしょう。その不思議な習性や理由、絵本の読み聞かせの効果についてご紹介します。
スポンサーリンク
関連のおすすめ記事
-
facebookで友達削除するとメッセージによって気付くのか
facebookでもう繋がりたくない友達がいる場合、友達削除をすることで繋がらなくはなりますが、相手...
スポンサーリンク
1歳半で絵本が好き!何度も読んで欲しい欲求には応じよう
小さな子供というのは、何でも繰り返すことが好きです。
例えば赤ちゃんも、いないいないばあを何度してあげても喜びます。
大人からすると、ちょっとやり過ぎかな?と感じるくらいしても毎回新鮮な反応を見せてくれます。
伝い歩きをする頃の子供も、何度転んでも挑戦することをやめません。
数回の失敗で諦める子供はいないですよね。
ですから遊びではないことも繰り返し行うのです。
これは本能に近い習性であり、繰り返しをすることで成長にも繋がっていきます。
では大人はどうでしょう。
あまり繰り返しを好みません。
よほど必要に迫られたり、興味がある場合でなければ同じ本を何度も読んだり、同じ映画を何度も観に行ったりしないですよね。
大人は同じことを何度も聞くことを苦痛に感じます。
いつから繰り返し好きな子供から、繰り返し嫌いな大人へ変わっていくのでしょうね。
1歳半で絵本が好きな子に実践したい!上手な読み聞かせ方法
特に読み聞かせにおすすめのタイミングは、寝かしつけの時にしてあげることです。
起きているときは、人間は覚えたことを少しずつ忘れていきます。
これは子供も大人も共通して言えることです。
眠ることで脳や体を休ませるのはもちろん、記憶を整理する役割もあります。
なので寝る前に読み聞かせをすると、効率的に記憶することが出来てあまり忘れずにいられるそうです。
読むときにどの言葉がどの絵を意味しているのか、指で指して教えながら読んでいくと子供にとってもわかりやすく聞くことが出来ます。
指で指すことで、自然と子供の目線がそちらへ向きます。
読むときのコツとしては、子供が聞きながら豊かに想像出来るために淡々と読んであげることもポイントです。
淡々と読むことで、子供が自分の世界で想像を広げていくのです。
出来るだけ明るいところで読むこともおすすめします。
明るいところで読むことで、単語を記憶する傾向があるとされています。
1歳半で絵本が好き!読み聞かせが良いと言われる理由
読み聞かせをすると、自然と親子のコミュニケーションの時間が増えますね。
コミュニケーションの時間が増えると、その分親子の関係性が良好になり絆が増します。
読み聞かせは一つの物語を一緒に共有したり、共感する時間を過ごします。
本の内容を覚えるだけでなく、読んでいる親の声の変化や、表情も感じ取るので感情豊かな子供になるとされています。
膝の上で読んだり、一緒に横になって読むことでスキンシップも増えます。
そうすると、「オキシトシン」という愛情ホルモンと言われるホルモンが分泌します。
このホルモンが分泌されることで、子供にも良いだけでなく、読み聞かせているお母さんも幸福感を感じるのです。
双方が幸せな気持ちになれるのですね。
絵本を聞いている子供は、ただ聞きただ見ているだけでなく、物語の続きを想像したり、ワクワクドキドキした気持ちで聞いています。
自分で想像したりすると、当然想像力が育っていきます。
優しい心も養われ、思いやりのある子に育つ傾向があります。
絵本が好きな子に読み聞かせを!絵本を読む時の注意点とは?
前の日と同じ本をリクエストされたからといって、拒否しないであげて下さい。
先ほども言ったように、子供は繰り返しが大好きです。
大人は繰り返しが好きではないので、前の日と同じ本だとちょっとうんざりしてしまいます。
しかし、子供は内容を知っているからこそ何度でも聞きたいのです。
どんな内容かわかっているから、どこで笑ったり驚いたりするのか準備が出来ているのです。
接続詞の読み間違えにも気付くくらい、何度も繰り返し読んで覚えるのです。
子供のリクエストは、出来るだけ応えてあげるようにしましょう。
面倒だからと省略しないで下さい。
中には登場人物や背景が変化するだけで、同じ内容を何度も繰り返す絵本もあります。
大人からしたら、また同じ内容の繰り返し?と感じてしまうかもしれません。
しかし子供は同じ言葉を、何度も繰り返し聞くことで覚えます。
そのためにも反復することは大切なのです。
読み終えてもまた読んで!とリクエストされることもあります。
それくらい子供は繰り返しが大好きなのです。
絵本が好きなのは良い事。その理由は感性が豊かになるから
子供が情報を得る手段として、テレビやDVDのような方法もあります。
しかし、絵本が脳と心の発達を考えたときに一番良いということがいろいろな研究でもわかってきています。
絵本を読んでもらって聞いているときは、テレビのようなデジタルのコンテンツに比べると活発に脳が働いているそうです。
自分でいろいろ想像力を働かせて聞いていますものね。
まだ言葉の意味を理解していない小さな子供でも、楽しい場面では笑ったり泣いているシーンを見ると悲しい顔をしたりします。
子供なりに感情を読み取るのです。
このことからもわかるように、絵本は子供の心を豊かに育ててくれる効果があります。
また、絵本から冒険へ出かけたような気分が味わえたり、料理を作った気分を味わえたり普段では経験できないことを疑似体験させてくれる場でもあります。
子供の世界を広げ、いろいろなことに興味を持つきっかけにもなります。
絵本を通じて、子供の未来を広げてあげましょう。